何をするかではなく何をしないか
何かをする時にどれから手をつけようかと考えるものです。
何からやれば効率が良いか、どの作業が優先事項か。
目の前のことだけに集中しすぎると見えるものも見えなくなります。
目次
空間のないところには何も入れられない
やることがたくさんあると、思考と視野から入る情報が限られるように思います。
形あるもの、ないものに限らず何にでも空間が必要だと感じます。
お気に入りの本で埋め尽くした本棚には新しい読みたい本が入れられません。
心の中や気持ちも、自分のことでいっぱいいっぱいになっていたら人のことを考えたり、想ったりすることができなくなるのではないでしょうか。
今日という1日、自分に与えられた24時間がやらなければいけないリストで埋め尽くされていたら新しい情報も入ってこない、狭くて小さい自分を自ら作りあげることになりかねないですね。
平等にある時間のどこにどうやって空間を作っていくかがが重要になってくると思います。
今できることは、それほど多くない
自分の体は一つしかありません。
なので、一つのことしかできませんね。
同時に二つのことをしようとしても結局はどちらも中途半端なことになりかねないのは目に見えてますね。
欲を出すと大体上手くいかないものです。
結局は一つ一つやった時よりも時間がかかったなんてよくある話ですよね。
自分の体は一つなんです、やれることも一つなんです。
「今」できることの選択肢はそれほど多くないんです。
まずは今リアルにできることがそれほど多くない、ということに気づくというのが大事だと思います。
やらないことを選択しても案外周りはビクともしない
今やれることをやっていくと、できないものが出てきますよね。
今やれる、やりたい、やらなければいけない事の中には入らないという感覚でも良いのですが、ぜひ自分からやらないこととして決めてみるのはどうでしょう。
やらないことを自分で決めるとスッキリしますよ。
自分で決めたくせに、やらなくて良いんだラッキー的な気持ちが芽生えることもあるので不思議なものです。
そして、自分でやらないことを決めても周りはビクともしないんです。
自分だけのルールや縛りみたいなものを勝手に作り上げて、勝手に窮屈な気持ちになっているんですよね。
やらないことを決めたら、それは何故かと問いかける
やらないことを選択したら、何故そのことをやらないと決めたかを自分に問いかけてみるのも良いと思います。
やらないと決めた時点である程度の理由は分かっていると思いますが、もう少し深いところまで探って考えてみると自分では気づかなかったことや思いが分かるときがあります。
何故自分にはこれが必要ないのか、何故自分はこれをやりたくないのか。
自分への問い方はそれぞれだと思うので色々な角度から見るのが良いですね。
終わりに:空間を埋めるものは無限大
はじめは自分に不要なものが何故必要でないかが分かるだけで、良いと思います。
自分自身が分かっているだけで、変化してきます。
分かっているだけが、だんだん意識するようになっていき、意識していくことで自分ではじめから自分に不必要なものを選ばなくなっていきます。
やらないことを明確にしていくと、それだけでやることの精度が上がってきます。
やることの精度が上がると、やらないこともより明白になってきます。
良いことのループですよね。
自分時間に空間を作り、その空間を自分のために使うも良し、誰かの為に使うも良し、空間は空間で広げるも狭めるも自分次第。
可能性は無限大です。
たまには自由に何もない空間を楽しむのも良いですよね。