断捨離、本当は何を片付けたいのか
断捨離の話です。
断捨離という言葉、最近よく耳にするようになりました。
先日はテレビで断捨離がテーマになった番組をチラッと見ました。
身近に断捨離をする人や、興味を持った人が増えてきたということでしょう。
ただこの断捨離、よく聞くようになったけど掃除して片付ければ良いんでしょという話しとは全く別のものです。
私が初めて断捨離という言葉を聞いた時は、単純に大掛かりな掃除をして片付ければ、何となく運気も上がって風水的にも良くなるんでしょ。
と思っていました。
風水のこと全然知らないんですけどね。
目次
断捨離とは読んで字の如く断ち、捨て、離れである
断つ
溜まるものがなければ捨てるものもなくなります。
溜まるものがなければ滞るものもありません。
溜まるものの始まり、入り口、スタートライン、言葉は何でも良いのですが、この行いを断ちます。
買い物でものが増えるなら無駄な買い物をしない、物を人からもらうようなら断る。
まずは入ってくるものを自らの意思で入れないようにします。
捨て
捨てます。
いらないものはとことん捨てます。
これぞ断捨離の極意。
捨てて捨てて捨てまくりです。
ものがなければ片付けることも、捨てることも、ものの事を考えるエネルギーさえ要らないのですから。
今持っているものの8割捨てて大丈夫です。
8:2の法則はご存知でしょうか。パレートの法則です。
8割です。
8割捨てても大丈夫なんです。
不安に思っているのはあなたの心だけですから。
捨てる時に出てくる一つ一つの想いが捨てることを困難にしているんだと感じます。
その気持ちと向き合ってどう処理するかさえきちんとできれば、問題ないです。
皆さん、モノと対峙した時の自分の気持ちにきちんと向き合っていないだけなんだと思います。
離れ
断つ、捨てができた人は自然に離れが身につくと思います。
勝手にそうなるものです。
せっかくものから解放されて、というか捨てることでものを減らした後に自分のエネルギーをまた無駄なものや片付けに対して使いたいと思うでしょうか。
無駄なこと、無駄だったことから離れるのです。
捨てる事から始める
断捨離、不要なモノを捨ててスペースを作る。
考え過ぎの頭に新しいアイデアは入ってきません。
空間も自分の心にもスペース、余白、隙間をまず作らなければなりません。
空間も自分も同じです。
余裕があってこそ思い通りに稼働するのだと思います。
モノには自分のエネルギーが使われている
自分に必要ないモノ、自分には必要がなかったモノ、自分が持っていたかったモノ、自分が持っていなくてはならなかったモノ、他にもたくさんのモノがあるかと思います。
それを1つ1つ捨てていきます。
モノを捨てながらに自分の心や感情、在り方に不必要なモノも同時に捨てられていきます。
人はモノに思いを込める。
思いを込めた時からそれは自分にとって、ただのモノではなくなります。
自分のエネルギーを使ってモノに思いを込めているのです。
心の片付け
自分にはその気がなくとも、モノには何かしら自分の思いが込められているのだなと感じます。
捨てる時に沸き起こる様々な感情。
その感情が物語っていますよね。
その感情と向き合い手放す事により、そのモノに込められていたエゴ・執着・思い込み・呪縛から自分を解放していきます。
モノを片付けながら、自分の心も片付けていきます。
これこそが本当の意味での断捨離かと思います。
断捨離したいタイミング
私の場合は、自分のパワーアップのため、自分がもう一つ上のステージに行くための一つの手段として断捨離をしました。
何か行動を起こしたい、けれど、やみくもに動くよりもまずは自分の身も心も一度スッキリさせて、新しい風が通る空間を作ること。
普段何気なく過ごしている中で無意識に溜まり握りしめている執着やエゴと向き合い、気づかせてくれる作業。
私の場合は断捨離したい理由がまずあって、そこから手段の一つとして断捨離しました。
ですが取りあえず断捨離をしてみて、モノを捨てていく中で自分と向き合う必要性が出てくる人もいるでしょう。
なぜか急に断捨離したいと思う人もいるようです。
自分の潜在意識下で変容が必要と思っているのかもしれませんね。
常に断捨離している人がいます。
捨てても捨ててももっと捨てたいと言う。
本当は何を捨てたいのか、向き合うことを避けていては一生片付けは終わりませんね。
最後に:定期的な断捨離で自分をアップデートしていく
断捨離をして、今の自分に相応しく一番ベストなモノだけのある生活。
住まいを正すと自ずと身の回りのこともきちんと整っていくから不思議です。
モノを減らしながら、自分自信が自分にかけている重りを減らしていく。
断捨離は定期的にすることでどんどん自分がパワーアップしていくと感じています。
最近、断捨離ならぬ全捨離をしましたのでいつかの機会にでも報告できればと思います。